ワクチンを積極的に勧めている者からするとnegative dataですが、皆さんからよく「情報の公開を希望」と聞きますので…
厚労省で「第3回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会」があり公表されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000020b41.html

上記ページ、配布資料一覧の資料2-7にヒブ、小児用肺炎球菌接種後の死亡例が報告されています。同時接種後だけでなく、単独接種後の死亡例も公表されています。
より詳細な情報がないためワクチン接種との因果関係は不明となってしまいます。しかし何百万回(これ以上かも)同時接種しての3例なのか、ワクチン未接種なら髄膜炎に罹患し死亡する可能性はどれくらいなのか、をよくお考え下さい。3例やからええやんとか、気にせんでええよと言ってる訳ではありません。同時接種後は3例やけど、単独接種後は1例やから、やっぱ単独接種のほうが安全と言う訳でもありませんので。あくまで、厚労省まで報告され公表された数ですので。

個人的には守れるものは早くから守ってあげると言う考え(方針)は変わりません。今後も当院に来院されたらまず同時接種をお勧めします。
ワクチン接種は残念ですが100%安全ではありません(日常生活においても同じと思います)。亡くなられたお子さんがいることは非常に残念です。そのためにも国は早急に任意接種ではなく定期接種として補償を手厚くしていただければとも思います。