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国内産ではなく海外で感染し日本に持ち込まれた麻しんが増えています。

2007年ころ日本で成人を中心に麻しんが大流行しました。その世代が一昨年、昨年の風しん大流行の中心世代となったのですが、20歳代以降の世代の方は麻しん、風しんワクチンともに1回しか接種していない、もしくは1回も接種していない方が非常に多いです。以前、麻しん・風しんとも地域限定での小流行は必ず起こると書きましたが、今後もこのようなことが度々繰り返されると思います。いつも言っていますが「自分は大丈夫」ではなく、病気になった、ワクチンを接種した記憶・記録がなければワクチン接種を行って下さい。最低2回接種をお勧めしています。お金はかかりますが自分のため、周りの方のため接種して下さい。

ついでではありませんが…水ぼうそうは比較的特徴的な水疱ができるので確定診断はしやすいですが、おたふくかぜは難しいことが多いです。ご本人に確認すると昔、おたふくかぜには罹患したとよく言われますが実際本当におたふくかぜだったかどうかは不明なことが多いです。その場合は麻しん・風しん・おたふくかぜの混合ワクチンの接種をお勧めします。輸入ワクチンと言う性格上の欠点はありますが全世界で普通に使用されているワクチンです。この際に是非!ではありませんが、接種を迷っている方はお考え下さい。

麻しん・風しんワクチン第2期の接種率が公表されました。

昨年9月末までの結果ですが、大阪は54%ほどです。非常に低いです。第2期の接種期限は3月31日までです。4月から小学校に入学される予定のお子さんでまだ未接種の方は急いで接種して下さい。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/140207-01.pdf